制作物の中に入る全ての情報が確定してからデザインに着手します。

デザイナーは、チラシであればA4サイズに入る全ての内容を各情報ごとにレイアウトしていきます。その際、文字の大きさや各素材(テキストや画像)加工を想定して配置します。この時点で画像やまとまった文章の追加削除はレイアウトを崩すことになるのでできません。

▼参考動画:右の文字がデザイン指示書の文字と想定

動画は決まったデザインの解説なのでとてもスピーディーですが、実際には何度も修正を繰り返しながら試行錯誤の上を完成していきます。



大体のレイアウトが決まったら実際のデザインに入ります。実際のデザインは文字間・行間・上下左右の余白など何もない空間も全てデザインに入ります。

そのような理由で、チラシに入る全ての情報が確定してからデザインに入り、素材や文章の追加は有料修正になります。例えばQRコード一つ追加になるだけで、レイアウトの大幅修正になる可能性があります。理由はQRコードが入るか入らないかで初めからデザインの方向性が異なることもあるからです。ただし、単純な文字の修正(日付ミスやメールアドレスの表記ミス、誤字などレイアウトに変更がない修正)は2回まで無料です。レイアウト修正やリデザインという事態を避けるため、デザイン指示書制作の時に黒川が慎重に対応します。チラシ制作に関してとことんご相談ください。
特に集客に関わるチラシは、デザイン以上にターゲットに訴求した内容と情報の整理が大変重要になります。
何卒、ご理解の程、宜しくお願い致します。

印刷データや元データは有料です。

弊社はデザインだけではなく、印刷納品する会社になります。よって、印刷用のデータは有料になります。コピー機による個人的な印刷は問題ありませんが、印刷用のデータで他社の印刷会社への入稿は基本的に印刷データを買い取っていただいた上で可能となります。印刷データの料金に関してはご相談ください。元データのお渡しは編集ができるデータになるので基本的にお渡ししておらず、どうしても必要な際はデザイン料金の2倍が定価となっています。

例えばこちらのデザイン事務所のデザインデータ買取料金は
https://www.hattool.com/designdata-kaitoriryokin

A4片面で¥91,680となっております。弊社が高いということではなく、デザイン業界では通常このように対応しています。理由は法律上デザインデータの著作権及び著作者人格権はデザイナー及びデザイン会社にあるため、デザインデータの無料譲渡というのは難しいのです。

参照 https://hentecollection.com/designliteracy/

弊社は教会や非営利組織へのデザインの提供が多いため、Jpegや個人印刷用のPDF納品は無償で提供しています。元データに関しても相場よりはかなり安く設定しています。予算が無いということが分かっているので時々印刷データや元データをお渡しすることがあるのですが、それは弊社からの献金という形になっているということを認識いただけるだけで救われます。それは、私たちだけではなく多くのデザイナーを守ることに繋がるからです。だからこそあえてこのような情報を出させていただいて、それでも用いてくださる場所で用いられたいと考えています。なぜこの情報を発信するのかというと、有料だから払ってほしいということが主訴ではなく、デザインのことを少しでも知っていただいて、これからの若いデザイナーたちが活躍できるような世の中(特にキリスト教界)になることを願っているからです。この部分のご理解を是非お願いいたします。そして、デザインの発注される方とする方両方が対等な立場で最高の結果を出せるようになればと期待しています。